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CS-Column no.331
[Pick Up Player〜関東一部リーグ第18節 中央大学vs早稲田大学〜] 中央大学 GK 岡西宏祐

カテゴリ:中央大学サッカー部


 

「多少やられた部分があったけど、その数も少なかった」とは、この日勝利を収めた中大・白須監督の言葉だ。確かに早大に攻め込まれる時間は多くはなかった。 では、なぜこの日のMOMが彼なのだろうか。それは、"数少ない"早大に訪れたチャンスがいずれも決定的なものであり、かつその決定機を防いだのが彼だったからである。

"彼"とは 中大の守護神、岡西宏祐(4年・山梨学院大学付属)だ。大阪で生まれ育ち高校サッカーの舞台は山梨へ。そして現在、強豪ひしめく関東一部リーグでその名を馳せている。ここまで東に、東に、と活躍の場を移してきた彼だが、来年は一つ"西"へと戻る。先日、高校時代を過ごした第二の故郷である山梨の、今季のJ2で既に優勝を決めてJ1への復帰を果たしたヴァンフォーレ甲府への入団が決まった。

 前半に左サイドからのクロスをファーサイドで榎本大希(3年・横浜FM・Y)で合わせられた場面も、後半、意表を着いたCKを富山貴光(4年・矢板中央)に右足でフリーで撃たれた場面も、共に常人離れの反射神経で外に掻きだした。反応することが決して簡単ではない2つのシュートを防いだことは当たり前だが賞賛に値する。しかし特筆すべきはその2つをしっかりとアウトプレーにし、セカンドボールのチャンスを与えなかったことだ。「一番の武器はシュートストップです」と本人は自信を持って言う。今まで見てきた中大の試合を振り返ると、確かに、多くを止めている。だが、この日の2つのセービングで感じた新たな側面がある。
それが前述したアウトプレー、すなわち"止めたボールを再び、相手のもとに転がさないこと"である。結果としてCKを与えてしまうことにはなるが、アウトプレーになることでチームも守備を一からセットし直す事ができる。逆に弾いたボールをオンプレーにしてしまうと相手の得点のチャンスを広げるかもしれないし、一度シュートを打たれるまで持っていかれた守備陣に再度、負担をかけることになる。そういった面では外へとしっかり弾きだす技術というのは、高い評価を受けるGKが持ち合わせるべき一つの側面ではないだろうか。


後期に入りチームはなかなか思うような成績を残せていなかった。そんな中迎えたこの日の試合。「今日は大臣杯で負けた相手でもあるし、チーム的にももう負けられなかったので、モチベーションはかなり高く保ってきた」相手は共にインカレを争う早稲田ということで、一層気合が入っていた。そして7試合目にしてついに掴んだ後期初の無失点試合。「笛がなった瞬間、にやけちゃいましたよ」そうは言うが、この言葉からは嫌味は感じられない。素直に、純粋に彼はこの結果を喜んでいた。「なかなかチームを救えていなかったので辛かった。けれどようやく力になれたと思う」と失点することに対しての責任を大きく受け止め、毎試合を臨んできた結果が、大一番で出た。

 
 正直申し上げると、ピッチ外で彼と接し、会話をしていると"絶対的守護神"のオーラを全く感じることがない。前述したその素直さと、対話時の物腰の柔らかさ、人当たりの良さがそのオーラを消しているのだろう。そんな大きなギャップも、岡西宏祐という選手の魅力の一つだ。

前述した通り、彼には来季のヴァンフォーレ甲府入りが決まっている。しかし、そこには絶対的守護神である荻晃太の存在があり、来季のチームが戦う舞台はJ1だ。出場機会を掴むのは容易いことではない。その状況を踏まえた上で、「とりあえずベンチ入りを目標に頑張りたい」と岡西は述べた。一歩一歩着実に。そしてもちろんそこまでの努力は怠らない。

プロに入り、いつ花開くかはわからない。しかし彼のサッカーへの姿勢を見れば、大成することは間違いないと断言できる。この選手を、是非覚えておいて欲しい。

 

岡西宏祐(4年・山梨学院大学付属)

中央大学の最後尾を支える絶対的守護神。自らが武器と語るシュートストップだけではなく、パントキックの技術も高い。186cmの身長を武器にしたハイボールの強さも魅力。今季のチームが掲げるポゼッションサッカーでは、最終ラインからの組み立ても求められており、足元の技術の高まりも期待される。2013年シーズンよりJ1・ヴァンフォーレ甲府への入団が決定。

【writer】

Reona Takenaka

【プロフィール】

平成元年生まれのロンドン世代。2011年よりCSParkのサッカーライターとして本格的に活動を始め、今年度は引き続き関東大学リーグの取材をしつつ、『EL GOLAZO』にて湘南ベルマーレの担当記者を務める。twitterでは記事とのギャップが垣間見える。

>>> Twitter: @reona32
>>> Blog: http://d.hatena.ne.jp/reona32/



カテゴリ:中央大学 サッカー部

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