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CS-Column no.367
”シャビやイニエスタのように” 東京学芸大学 MF 茶島雄介インタビュー

カテゴリ:東京学芸大学サッカー部


こういう個人的な意見を述べるのはどうかと思われるかもしれないが、このチームが来年のシーズンを関東二部で戦うという事実が、正直、受け入れられていない。連覇を決めた専修大学を相手に二敗を喫したものの、共に1-2と奮闘。確かに敗戦が多いのであるが、一点差での惜敗が目立つ。そんな東京学芸大学は三節を残して関東二部への降格が決定した。しかし、先にも述べた惜敗の数も含め、決して実力がなかった訳ではない。有望な選手も数多く存在する。その中でひときわ輝きを魅せるのが、10番を背負う茶島雄介である。名門・広島Yで育ち、東京学芸大学の門を叩いて三年目。初の一部の舞台で残留を果たすことは出来ず、最終学年は一つ、カテゴリを落として戦うことになる。

 彼はここまでボランチの位置ながら8得点。個人レベルでは十分、一部の舞台で戦えるということを証明しているといっても過言ではない。二部では間違いなくその存在感で他を圧倒するであろう。中央大学をスタートとして、今年の夏から関東一部の12大学に赴いて数々のレポートを上げてきた。そのシリーズの最後として、名実共に東京学芸大学の"顔"である茶島雄介に大学サッカーを、そして彼が見据える未来等を語ってもらった。

 

個人としては”やれるな”と思えた一部での戦い


ー今季は茶島選手自身、初めての関東一部での戦いとなりました。降格が決まり、来年からは二部となりますが、率直に、今年一年はどうった年だったでしょうか。

二年間、二部でやって今年から一部に上がって戦えたのだけど、個人的には一部という舞台でも自信を持ってプレーすることが出来たし、”やれるな”とは思えました。でも、チームとして戦うにはまだ他とは差があって。そういう中で1年間、中心選手としてやらせてもらった2部に落ちてしまったのは、責任を感じています。個人として満足できた試合というのはなかなかないけど、その中でもやれるという思いは確かにあった。


ー今季で一番、印象に残っている試合はどことの戦いでしょう。

勝った数が少ないので、勝ち点3を拾えた試合は全部といいたいところ。でも、前節の神奈川大との試合では自分が2得点を取って勝利に貢献できたということで印象的です。

 

ー降格が早めに決まってしまったことによるモチベーションの低下というのが心配された部分が正直、ありました。

チームとしては、3年生以下は来年1年で絶対に一部に上がるんだ、という思いで、4年生は最後だけど出し切ろうという感じで、そういう切り替えが上手く出来ていました。それが実際、降格決まってから2連勝出来ているという結果にも繋がっていると思う。個人としても、プロを目指すにあたって無駄にできる時間ではないので、下を向いている時間はないと思って。もう、やり続けるだけです。

 

小1から高3まで、サンフレッチェで育つ

ーサッカーをはじめたきっかけというのを教えて下さい。

父がやっていたというのもあるのだけど、僕の中では、小さいときに日本代表の試合を見て三浦知良選手を見て、漠然と”カッコいいな”って。ワールドカップの予選で、ハットトリックをしたのかな?それがすごい印象に残っていて。それで初めて”サッカーをやりたい”と思った記憶があります。


ーサッカー人生のスタートから高校までサンフレッチェということですが。

友だちがサンフレッチェのスクールに入っていて、僕もそこで友だちと一緒にやりたいな、と。それで小1のときにスクールに入って、高3までずっとです。スクールのときから上のチームに入る機会や、そういう誘いの声をかけてもらうことが多かったです。ジュニアユースに上がったときは正直、プロになりたいという思いはなくて、それよりも"上に行きたい""サッカーを上手くなりたい"という思いが強かった。でもそれからはとんとん拍子で上がることが出来ましたね。


ーその中でトップ昇格を果たせず、大学進学ですよね。なぜ東京学芸大を?

学芸にきた経緯・・・・本当のところですか?(笑) 実は、他の一部の大学に行きたい所があったのだけど、そこに落ちちゃって。大学にどこに行くか迷っている時に学芸のほうが声をかけてくれたんです。それでサンフレッチェのユースのスタッフも「学芸大はいいところだから」と推してくれて。


ー 一部の大学というと、どこでしょう?(笑)

まあ、言っていいんですよね(笑) 慶応に行きたかったんですけど、AO入試受けてダメで。それでここに来たという感じですね。関西からも色々と声はあったのだけど、関東のリーグでやりたいという思いが強くて。この大学は教員養成というか、しっかり教員免許が取れるし、選手生活が終って指導者になるということを考えてもいいところだとは思いました。それでこの前、慶応と試合をやって勝ったんですけど、めっちゃ嬉しかったですね(笑)


ー以前、流経の中山雄登選手にもインタビューに行ったのですが、同期ですよね?茶島選手のことにも触れていました。

雄登とは中学から一緒にやってたんですけど、小学校の時はチームが違った。でもトレセンとかで互いに知っていて。二人でダブルボランチでやりだしたのは高校三年生のときですね。ただ互いにプレースタイルを小学校の時からわかっていたし、中学も一緒にやっていたこともあって、かなり息は合いましたね。雄登は、メチャクチャ上手いですよ。本当に。今までやった選手の中で、技術面に関して言えば一番上手いと思う。それは、ユース時代に一緒にやっていた人に聞けば同じ答えが帰ってくると思う。普段の何気ない練習の中でも驚かせるプレーをしてくるので、楽しかったですね。


ー広島ユースは名門ですが、茶島選手の代ではどれほどの結果を残したのでしょうか。

僕らは高円宮は3位で、冬のJユースカップは準優勝だったんですけど、日本一にはなれなかった。実は、多分ですけど、サンフレッチェユースの中で三年間通じて日本一になれなかった代は僕らだけなんですよね。他の、一期目から今までは、どこかで優勝してる。僕の代だけ三年間で一度も優勝できなくて。すごい悔しいですよね。僕が卒業した次の年に優勝して、その後もまた。今年も行きそうですし。自分の代では大崎淳矢だけが昇格して、今は出てないんですけど、今年のシーズンの初めはスタメンとかで試合に出てて。あれを見てちょっと”やばいな、俺ももっと頑張らなきゃな”って。かなり、刺激は受けています。淳矢は小学校のときから名前は知ってたんですけど、いざ一緒にやってみたらものすごく上手くて、"違うな"って感じでした。



春の日韓戦で得た、プロでサッカーをすることに対する感覚

ーユースからトップに上がれなかったということで、悔しさはかなりあったと思います。

確かに、悔しかったですね。でも、高3の初めの段階で進級の話をするんですけど、自分が高卒でプロに上がっても活躍できる力はないとはわかっていた。"無理だな"と思っていたと言うと変ですけど、実力がないということを感じていたので、トップに昇格できないと言われたときは、悔しい部分もあったけど”やっぱりそうだろうな”とも思いました。


ーそういった経緯もあって学芸大に来たわけですが、現在はチームの中心として活躍しています。最近では大学を卒業してプロに行き、Jの舞台でも活躍をする選手が増えていますが、その要因はどこにあると感じていますか?

やっぱり、高卒であがる選手は何か武器を持っていて、その武器を持って活躍するというイメージ。そういうのが僕にはあるんですよね。でも大卒選手は、4年間で試合をたくさん経験して、その試合の中で何が必要とされていて、監督が考える戦術をしっかり理解してピッチで表現できる力というか、そういう部分を養える。そこが理由ですかね。


ー高卒でプロになるのと、大卒でプロになるのは4年間の差があります。茶島選手がプロに慣れたとして、先に話した大崎選手とはスタートの時点で差があることになりますよね。そこの部分に関しては。

僕もこの4年間では、差を広げられるのではないかという思い、危機感はありました。やっぱりプロと大学ではレベルが違う。そういった異なる場所で4年間を過ごすのは、普通に考えたら、離されるよな、と。そういう部分でかなり個人として危機感を感じていますね。


ー茶島選手は1年から試合に出ていますが、試合経験を積めるという点ではアドバンテージになるのではないでしょうか。

確かに、それはあると思います。二部はちょっと、大学のグラウンドで試合をやることも多くて、雰囲気はよくないのだけど、今年は一部でしっかりとした競技場とかスタジアムでやる機会が多かった。その中でゲームをやるのを経験するのは大事だと思う。開幕戦のときの西が丘なんかはお客さんもたくさんいて、それもあってちょっとチーム的に固いのかな?と感じたりもしたけど、そういう中でサッカーをするということは重要だと感じています。僕も、春先の日韓戦で国立でやって、”あ・・これだな・・!”っていう感じで(笑) プロでやるのはこういう感じなんだな、って。すごい印象的でした。


ー今話題にでた開幕戦もそうですが、僅差で負けた試合が多いと思います。正直、全く太刀打ち出来ずに降格したという感じでは全くありません。

それは・・・よく言われます。1点差で負けているということは自分たちの中でも話しますし、周りからも本当に言われる。だけど、僕としてはその1点差の中でもそれ以上のモノがあるのかな、と。でも、そんなにやられている感じがしないと言ってもらえて、よかったです(笑)


シャビやイニエスタのようになりたい

ー自身について聞きたいと思います。自身が感じる武器であったり、強みというのは。学芸大は茶島選手が前線に顔を出したときに攻撃のスイッチが入る感じがあります。

僕は身体も小さいし、パワーがある訳でもないので、走ってナンボだと思ってる。どれだけ走れるか。前にボールが入ったらガンガン追い越していって、攻撃に絡んで、得点にも絡む仕事がしたいとずっと試合中には思っています。攻撃においては、高校時代に"止める、蹴る"の基本の技術がすごい大事だと叩きこまれて。バルセロナを見ててもシャビとかイニエスタとか、僕は彼らがすごい好きなんですけど、彼らはその技術に加えて頭の回転の早さがある。それだけで上に上り詰められるんだな、と。それを見て、僕もそうなりたいと思っているんですよね。プレーでいうとその中にドリブルという強みもあるんですけど、理想としては全てを高めていって、相手がボールを積極的に奪いに来たら味方に預けて走ればいいし、そのパスを警戒してきたらドリブルで自分が入り込んでいけばいい。そういうふうに、臨機応変に持っているものを使い分けていけば、相手としては”コイツは何をしてくるかわからない”という風になってお手上げ状態になる。そういうことが出来る選手になりたいなと。頭の回転という部分に関してはユース時代から大事にしています。


ーユース時代というと、以前に広島ユースのドキュメンタリーを見たことがあるのですが、練習のミニゲームでファールを取らないなど、なかなか激しかった。綺麗なサッカーをするイメージがあったので意外でした。

すごい激しいです。ゴリさん(森山佳郎・現 広島Y監督 )からはがんがん激しく行けと。互いにバチバチするような高校サッカーのような場面が多かった。綺麗なサッカーを目指してはいるんですけど、その中で球際とか切り替えとか、そういうところで負けたら何も残らないと言われていて。僕らも"そこでは絶対に負けない"という意識で、練習から削り合って、ぶつかり合って。すごいいい練習が出来ました。あれをやっていれば日本一になれるな、と。寮生活は毎朝6:50に点呼があって、掃除して朝食を取って、という生活でしたけど、あれはあれで楽しかったですよ(笑) テスト勉強もやって、洗濯も自分たちでして。あそこで養われた部分はめちゃくちゃ大きいですよ。当然、自分のことは自分でやらなきゃいけないですし。人間的な部分でかなり成長できたと思います。でも、こう言うのもあれなんですけど自分はけっこうきっちりしているタイプなので、そんなに苦ではなかったです。


ーと言うと、授業や単位等もしっかり出来てそうですね。

もう、バッチリですよ(笑) 1,2年で単位をけっこうとって、3年になってからは授業は殆どないので、部活に専念出来ています。


ー大学を経てプロになるとしたら、やっぱり広島に戻りたいという思いはありますか?

それが一番だとは思っています。でもまだ、自分は確実にプロになれる選手ではないと思っているのし、もっともっと色々やっていかなければいけない。もちろんプロになるという目標はあるので、その結果として広島に行けたらいいなとは思います。でも、プロになれるのならどこのチームでも、というのは正直なところです。

 

残りの学生生活は、プロになるために精一杯、努力する

ー自身が感じる足りない部分というのはありますか?

今の日本代表が世界の強いチームとやっている試合を見てるとわかると思うんですけど、やっぱり、攻めている時間ばかりではない。チームが攻めているときというのは自分の良さは出せるとは思うんですけど、ブラジル戦とかフランス戦を見ていて思うのは、ボランチというポジションでしっかり守備をできなければいけな、と。フィジカルであったり、相手からボールを奪ったり、ポジショニングだったり、予測力だったり、そういいう守備力がもっと必要かなと。そこを突き詰めていかないと、プロになれたとしても試合には出れないなと感じます。


ー今、足りない部分を語ってもらいましたが、関東リーグで対戦した相手の中でそういう部分。自分の持ち合わせていない部分を持っているような、印象に残っている選手というのはいますか?

明治の三田くん(三田啓貴 4年・FC東京U-18  2013シーズンよりJ1・FC東京へ)は、僕の中の感覚なんですけど、自分の上を行っているという感じがありました。明治にはいつもやられてしまうんですけど、試合中で特に三田くんの判断の部分や要所要所で選択するプレーを見ると、”上を行ってるな”と。


ーJリーグ、特に広島などで目標とする選手はいますか?

国内では・・・・あまり思い浮かばないですね。シャビとイニエスタの2人が強すぎて。この2人が本当に好きで。試合もよく見ます。スタッフの人にDVDを撮ってもらって、それを見てます。学芸のサッカーでそれをやるのはちょっと、違う部分もあるんですけど。自分の中で常にこういうイメージを持っておきたいから、見ているという感じです。


ーでは、最後の質問になります。一部で戦うのはあと一試合で、来季は二部となってしまいますが、まだまだサッカーをする機会は続くと思います。今後のサッカー人生を、どう描いていますか?

残された一部での一試合、二部で戦う来年の一年間はプロになるために精一杯努力をして。それでプロになって、Jリーグで活躍して、日本代表になってワールドカップに出たり、海外でプレーをするというのが目標ではあります。それを目指して、残りの大学生活を見据えて頑張って行きたいです。

 


茶島雄介(ちゃじま ゆうすけ)

1991年7月20日生まれ 広島Y出身

3年生ながら10番を背負う、東学大の攻撃の要。彼が前線に顔を出したときに東学大の攻撃のスイッチが入る。ボランチの位置ながらここまでの得点数は8と、チーム最多。長短の精度の高いパスからのアシストも多く記録しており、まさに大黒柱と言えよう。彼を見るためだけに東学大の試合に運ぶ価値があると言っても、過言ではない。

【writer】

Reona Takenaka

【プロフィール】

平成元年生まれのロンドン世代。2011年よりCSParkのサッカーライターとして本格的に活動を始め、今年度は引き続き関東大学リーグの取材をしつつ、『EL GOLAZO』にて湘南ベルマーレの担当記者を務める。twitterでは記事とのギャップが垣間見える。

>>> Twitter: @reona32
>>> Blog: http://d.hatena.ne.jp/reona32/



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