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CS-Column no.370
慶應義塾大学ソッカー部 武藤嘉紀&近藤貫太 クロスインタビュー

カテゴリ:慶應義塾大学サッカー部


(※インタビューは9月中旬に行ったものです。)

 

昨年のリーグ戦、インカレともに3位と上々な結果を残し今年こそ優勝と意気込んだ慶應義塾大学ソッカー部。しかし蓋を開けてみれば前半戦を優勝にはほど遠い8位で折り返してしまい、チームには暗雲がだ頼っている。それを払拭し、優勝争いに加わるためにも二人の若きエース武藤嘉紀と近藤貫太の復活が必須である。彼らは前半戦で怪我を負い、試合に出場する機会が少なくパフォーマンスに欠けた。そんな両選手にチームのことからパーソナリティまで多くのことを聞いた。

 

 

 

−まずは前期を振り返ってみていかがですか。

近藤)この順位には満足していませんし、個人的に新しい課題も見つかりました。あとは、怪我をしてしまって試合に出られない悔しさがありました。

 

—新しい課題というのは?

近藤)球際の強さやチームの戦術に対して柔軟な考え、言葉では言い表せないほど多くの課題が見つかりました。その分自分を成長させてくれる前期だったかなと思います。

 

ー武藤選手はどうでしょう。

武藤)前期は膝の調子が悪いせいもあってフル出場できなくてもどかしさはあったんですけどそこで腐ることなくモチベーションを維持するのが大変でした。チームに迷惑をかけてしまったので後期はその分貢献したいと思います。

 

−お二人とも怪我をされて試合出場自体少なかったですが、その中でも印象に残っている試合はどことの試合でしょう。

武藤)筑波ですね。自分がゴールしたからってのもあるんですけど。やっと膝を気にしないでプレーできるようになったのが筑波戦からでした。チームとしてもやりたいサッカーができ始めました。

近藤)自分は中央ですね。自分としては大学に入って初めての試合でしたしそういう意味では思い入れがある試合でした。勝つことはできなかったですけど、自分がどれだけできるかという指標がわかったのは大きかったです。

 

−チームのやりたいサッカーというと?

武藤)前線からしっかりとプレスをかけて高い位置で奪うこと、パスをつないで得点に結びつけることです。それを実行できたのが筑波戦でした。

 

−近藤選手は1年生からレギュラーで出ることにあたって困難なことはありましたか?

近藤)特になかったですね。チームや先輩がやりやすいように良い環境を提供してくれて助かりました。自分自身はもちろんプレー自体に遠慮なんてしていませんし、試合中に先輩なんか関係ないと思っています(笑)

 

 

—武藤選手は2年生ですが、去年と今年のチームを比べてどんな違いがありましたか。

武藤)正直、個人の能力に関して言うと去年のほうが上だったかなと思います。だけど、今年も先輩方が良い人たちばかりなのでこんな後輩の自分らでも受け入れてくれてチームの団結力は去年よりもあると思いますし、試合中に貫太と自分が前線で自由にプレーしても後ろでフォローしてくれるので本当にありがたいです。

 

−下級生から見て上級生はどう目に映りますか。

近藤)一言で言うとすごく優しいですね。良い意味で欲を出さないというか自分たちの特徴が出るように支えてくれるプレーをしてくれます。前の選手に負担をかけないような守備とか良いパスを供給してくれたり。だから前の自分たちは得点をしなきゃいけないという責任感が湧いてくる。得点をすることが先輩たちへの感謝の気持ちです。

武藤)1人1人が大人ですね。自分の考えをしっかり持っているし下級生の意見とかプレーとかを尊重してくれますね。もし他大学だったら自分たちなんか生意気とか思われると思うんですけど、ここでは自由にやらせてもらってるので感謝してプレーしなきゃとつくづく感じます。

 

 

伝統の早慶戦

 

−武藤選手は2回目の早慶戦、近藤選手は初めての早慶戦を(怪我のため)ピッチの外から見てどのように感じましたか。

近藤)初めは、伝統についてあまり理解できなかったんですけどピッチの雰囲気や観客の多さとかからみて徐々に伝統のすごさが伝わってきました。結果は負けてしまって悔しかったですし、来年こそは出場して、得点を決めて勝利できたらと思います。

 

武藤)部員全員の思いが詰まっている試合で、出られなかった多くの選手に対して勝てなくて申し訳なかったです。これまでで一番辛い負けだったし、先輩たちに勝たせてあげられなかったことは悔いに残りました。来年は絶対になにがなんでも勝利を掴みたいですね。

 

 

入学してすぐにレギュラー抜擢

 

−大学入学してすぐ1年生から出場している近藤選手ですが‘大学サッカー’をどのように感じましたか

近藤)通用する部分もありましたし、戦術の面や守備の面ではまだまだだなと思う部分もたくさんありました。全体的な印象としては前期思うような結果を残せてはいないですけど自分自身、手応えを感じています。

 

−手応えを感じている理由としてはやはり得点していることでしょうか。

近藤)それもそうなんですけど、大きな理由はプレッシャーの速さに対応はできているところですね。得点自体は5点しか取れていないですし、自分が決めて勝ったという試合も明治戦しかなかったので。得点ではなくてあえてプレッシャーに対して自分のプレーができているところに手応えを感じています。

 

 −武藤選手は近藤選手が入部されて第一印象はどんなものでしたか。

武藤)自分を持っているので正直、先輩として絡みづらかったですね(笑)けど、サッカーに一生懸命だし1年生からこんなに意見の言える選手はそうそういないと思います。プレーでも引っ張てくれるので頼もしい1年生です。

 

 

「時」と「己」

 

—ここでちょっとお願いしたいことがあります。お互いを漢字1字で例えるならどういう文字になるでしょう?(両選手には紙にかいてもらいました)

…考えること5分…

 

—では近藤選手からお願いします。

近藤)これです!「時」です。

武藤)これ、なんだよ(笑)格好つけようとしてるでしょ!

近藤)いやいや。まじめに考えましたよ(笑)彼のドリブルは独特で、普通の選手と違うんですよね。時間の使い方、間合いの使い方が不思議で。それに加えて、ここぞという時に決めてくれるので「時」です。

武藤)自分は「己」です。さっきも言いましたけど貫太ほど自分を持っている選手はなかなかいないと思います。部活内で決まり事、規律が本当に多いんですが、貫太は規律を破っても絶対に認めませんね。サッカー面でも誰かに合わせるのではなくて自分に合わせろというかんじですね。

 

—1年生らしくないですね(笑)

武藤)本当にそうなんです。先輩が優しいから成り立ちますね。

 
 

—2人がサッカーを始めたきっかけというのはどういったものなのでしょうか。

近藤)きっかけというか気づいたらという感じです。幼稚園からサッカーやってたんですけど最初プロ野球選手になりたかった時もありましたね。

武藤)自分も物心ついたときにはサッカーをやってて、幼稚園にサッカーチームがあってそこに入ってましたね。

 

 

大学とプロの差

 

—2人ともユースからトップに昇格できたというようなことを聞きました。それを断ってまで大学に進学した理由というのは。

近藤)大学の練習に参加したり、試合を観に行ってたのと同時にトップのほうの練習にも参加してたんですけど、レベルの差というものを正直感じなかったからです。まあそれならプロ行けばいいんじゃないかという話になるんですけど、一番の決め手は部活というカテゴリーに行って、サッカー以外のことも経験してみたかったというところです。高校まで自分とは疎遠だった規律がある大学サッカーを経験した方が良いのかなと思ったんです。‘ルール’というものは4年間で自分を成長させてくれる大きな要素と思ったので大学でサッカーをやろうと思いました。今だに慣れていないところもあるんですけど・・・。あとは、プロでやっていく自信がなかったわけではないけど、Jに行っても出場できる保証というものがなかったというのもあります。


武藤)自分は貫太とは違って、トップ昇格の話がきたときに正直、自分に自信がなかったんです。トップに上がってこれからサッカーで生きていくってなったときに本当に自分はできるのかと不安だったんです。練習や合宿に参加してみてユースとトップの差がこんなにもあるのかと感じて、人生をサッカーに賭けるという選択が自分には怖かったんです。逃げじゃないですけど、それなら大学で4年間サッカーをするほうが自分には適していると思ったので大学に進学しました。大学もレベルは高いですし、もし大けがをしてもサッカー選手以外の他の選択肢も選べるので。

 

大学卒業後は海外に

 

—大学卒業後はやはりプロに?

武藤)自分はそうですね。大学で培ったものをプロに行っても発揮できるようにしたい。そのためにも大学で結果を残さなきゃいけないという危機感はあります。

近藤)自分はすぐにでも海外に行きたいです。

武藤)やっぱ「己」で間違っていなかった(笑)

 

 

−その理由は?

近藤)将来、日本代表になって活躍したいですし、メンバーを見ても海外でプレーしている選手が多いので。あと、同世代で京都サンガでプレーしていた高橋祐治選手はオーストラリアにレンタルですけど、海外に行きましたし、それに影響されました。知らない土地や言葉のところに単身で行ってそれらを乗り越えてプレーしなきゃいけないので大変だとは思いますけど、自分も将来は海外でプレーしたいですね。

 

−そのためにも大学4年間で身につけておきたいことというのは。

近藤)やっぱり試合にでて自信を得ることが重要だと思います。口では海外行きたいと言っていますが結果を残さないと認めてはくれないですし日本で通用しなかったらもちろん海外でも通用するはずがないので。試合に出て個人、チームの目標を達成したいです。

武藤)大学サッカー界でとび抜けるくらいの選手にならなきゃJに行けないと思っています。シュート、パス、守備、などもっと全体的にレベルアップしなきゃですね。

 

 

 

対談を終え、両選手から感じたものはまさに確固たる考えをもってサッカーと向き合っているということであった。目の前のことを着実にこなし自信をつけ、一歩一歩進んで行く、「千里の道も一歩から」をモットーとするのが武藤選手。一方、近藤選手は大学で結果を残したら海外に行くと意気込む。これを一見ビッグマウスと捉える人もいると思うが自分自身にプレッシャーをかけているという見方もできよう。大学サッカー界に武藤嘉紀、近藤貫太ありと言わしめるためにも彼らが上級学年になったときの慶応に期待したい。

 


武藤嘉紀(むとう よしのり) 1992年7月15日生まれ FC東京U-18出身 FW

独特なドリブルから強烈なミドルシュート放ちゴールを決める姿はまさにエースそのもの。プレー中は熱いがピッチの外になると温厚な大学2年生。会話から優しさが溢れ出る。

 

近藤貫太(こんどう かんた) 1993年8月11日生まれ 愛媛FC・Y出身 FW

U-18の日本代表を経験し世界を知った慶應のスーパールーキー。前期は後半に怪我を負い、5ゴールに終わる。体格は比較的小さいがスピードとシュートセンスで相手DFを圧倒する。

 

 

 

 

【writer】

Jiro Namekata

【プロフィール】

行方次郎 Namekata Jiro

スポーツは全般好きですが今は大学サッカーを中心に活動しています。試合会場にでかいやついるなーと思ったらそれ自分です。

夏は球技を冬はスノーボードを中心にいろんなところでスポーツとふれあっています。

なにか面白いスポーツがありましたらぜひ教えてください。

 

Twitter>>>@raug1140

Facebook>>>Jiro Namekata

 



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