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CS-Column no.441
「王者といわれる理由」東海大学男子バレーボール部 積山和明監督

カテゴリ:東海大学バレーボール部


 関東大学バレーでは欠かすことのできない東海大学。他のチームが口を揃えて”王者”と呼ぶ東海大学男子バレーボール部の積山和明監督に話を伺った。

 

「王者といわれる理由」


ーー昨シーズンを振り返って

(監督)大学のバレーは大きな大会が5つあります。4、5月の春のリーグがあって、6月に東日本インカレ、東日本インカレの1位か2位になると西日本の1位か2位になったチームが4チーム集まって東西インカレが7月にあります。9.10月に秋のリーグ、12月に全日本インカレです。常に5冠を目指すというのがチームの目標なんですけど、去年については春のリーグは優勝で、東日本インカレは2位で、東西インカレは優勝で、ただ秋のリーグは8位でした。けが人が複数出てチーム作りに苦労しました。そして全日本インカレがベスト8に終わってます。

 

ーーインカレについて

(監督)秋のリーグではレギュラーに骨折が2人出たので、一人の選手にすごい負担いって、その選手も故障してしまってフルには出れませんでした。2人半くらいが離脱してしまいました。(笑) 一昔前ならそれでも変わりのメンバーで何とかなったんですが、最近はいろんな大学に選手が散ってますから、やっぱりレギュラーが怪我したら痛い。それでなんとかインカレで取り戻そうとして力が入りすぎてしまって、結果につなげることはできませんでした。他のチームは秋のリーグで実績を積みあげていって、全日本インカレにつなげていくんでしょうけど、うちのチームは怪我人は治っていましたが、秋のリーグが終わって一週間後くらいに初めてスタートできたという形で時間的に足りなかったと思います。

 

ーー秋以降はあまり成績がふるわなかったですが、その前の春のリーグ戦では一位でした。それについては?

(監督)リーグ戦については、一回震災で中止になっていますけど、2008年の秋から2012年の春まで7連覇していたんですよ。この十年だとインカレ優勝4回があって、ベスト8が二つはいってはいるんですが。ですから私は29年やっていますけどベスト4を外しているのが四回しかないんですよ。私がきたときの四年生が1984年ですけど、ちょうど今年で30年目になります。

 

ーー昨シーズンで良かった部分を教えてください

(監督)去年のキャプテンの深津英臣という、今度パナソニックに内定が決まって、トスを上げているんですけど、非常によくチームをまとめていています。全体的に東海大学のバレーボール部はアタッカーを含めて身長が低くいんですけど、低くなっている分、セッターの技術が高かった。それで春夏は優勝できました。以前は平均身長が194cmのときがあったんですけど、最近はだいたい185cmくらいになってますね。やっぱりパワー、高さだけでは勝てない、じゃあどうするかというと技術レベルを上げていくしかない。その中で一番中心になるのはセッターで、そういう意味では優秀なセッターがいてくれたおかげで、前半は結果が残せたと思います。やっぱり身長が低いとスピードに頼るしかない。例えば世界のバレーボールの選手は平均で2mくらいでパワーもありますよね。そういう中で日本人が勝っていこうと思ったらやっぱりスピードで勝負するしかない。そういう戦い方になっていますね。バスケットボールなんかでもそうですけど、やっぱり身長の高い方が有利ですよね。じゃあ身長が低い選手がどうやって戦っていくかは、スピードやテクニックが必要で、それでも負けていたら絶対勝てないですけどね。(笑)

 

ーーテクニックを磨くっていうのは、練習もそうですし、センスも必要になってきますよね?

(監督)必要になってきますね。うちに限らず、早い選手だったら小学校三年生くらいからやっています。まあ小さいときから結構皆やっているので技術レベルはかなりのところにあると思います。

 

ーー昔と今で比較すると、東海に入ってくる選手は違いますか?

(監督)運動能力は変わっていないと思いますね。ただやっぱり平均身長は5cm以上低くなっているので。まあ5cm低ければ5cm跳べば良いんですけど。笑

身長で5cm違うと腕を伸ばしたときの高さが10cm近く変わりますからね。やっぱりバレーボールというのは、1試合では終わらないので、リーグ戦でも最低土日がありますし、全日本インカレとかになると1週間試合があるので、小さいチームというのは疲労が溜まってきて、動きが悪くなって、ジャンプの高さが落ちてくる。だから小さいチームは辛いんですよ。それが本当に練習して、この日だけ、1試合だけ、となるとものすごく頑張れるんですけど、それが連戦になってきたときには大きい方がいいんですよ。ただこれはうちの大学だけじゃなくて他もそうですね。やっぱりバレーボールというのは、とっつきにくいスポーツで。子供のときはバレーというのは誰でも教えてもらわないとなかなかできないスポーツなんですよね。例えばサッカーやバスケットは上手くなくても汗はかけるんですよね。走り回ってますから。バレーの場合、サーブが入らないとか、入ってきたサーブが返せなかったらこれほどつまらないスポーツはないわけで、とっつきにくいんですよね。だから競技人口が落ちているところがある気がするんですよね。ある程度ボールコントロールができるようになってくるとすごい楽しいんですけど、その楽しいことを知る以前に、初めの取っ掛かりの部分がなかなか、じゃあ続けてみようというところにつながっていかない。だから熱心な指導者がいるところにはバレーがありますけど、そういう人がいないところでは、自然発生的にバレーボールやろうよというのは非常に少ない。

 

ーーそういう指導者は減っていますか?

(監督)減っていますね。小学校の場合は小学校の先生が教えるっていうのは少なくて、地域の人が教えてくれるんですけど。その小学生で頑張った子が中学校でバレーボールをしようと思ったら中学校にクラブがない。それは男子に限ってますが、受け皿としてのクラブがない。やっぱりピラミッドの底辺が広くないと頂上が低いとよく言うじゃないですか。バレーボールの選手が2mを超えた選手は数えるほどしかいないんだけど、バスケットはたくさんいるっていうのは、バスケットの方が層が広いということです。

 

 

ーー今のチーム状況はどんな感じですか?

(監督)去年のチームで4年生で確実なレギュラーが2人いまして、そのうちの1人が先ほどのセッターなので、このセッターが抜けるというのが大きいですね。次のセッターは今度3年になる予定なんですが、当然2つ上に正セッターがいたので試合でトスをあげたことがない。練習は一生懸命やってますが、大学の試合ではあげたことがないんで、そこはやってみないとわからないんですよね。期待と不安とがありますね。これから3月中旬くらいから練習ゲームをやっていくんでその中でだいたい見えてくると思いますね。

 

ーー今のチームでの注目選手は?

(監督)鶴田というキャプテンで、彼は177cmしかないんですよね。彼はアタッカーで、大学1年生のときにアジアジュニア選手権というのがあったんです。これはアジアのジュニアの年齢層の1位を決める。それで1位から3位になると次の年の世界ジュニアに出場できると。そのときの日本代表レギュラーでアジアジュニアで日本は優勝しました。中国にも、イランにも、韓国にも勝って。そのときのMVPなんです。 世界的にジュニアっていうのは大きいんです。シニアの方が小さい。ジュニアは将来のシニアの卵を集めているので、大きい選手を試す場なんですよね。その中で大きいだけじゃん、というのを落としていくんですよ。その中で小さくても上手い選手を入れたりしていくと、一番でかい選手もどんどん落ちていくんですよ。だからシニアレベルよりジュニアクラスの方が世界的に身長が高いんです。その中での大会登録選手で最低身長だったみたいで。(笑)

 

ーー彼の持ち味はなんですか?

(監督)一番の持ち味はレシーブですね。でもスパイクもブロックも全く問題ないですね。それだけジャンプ力もありますし。将来的にはVリーグとかオファーもくるとは思うんだけど、そうなるとスパイクも打てて、リベロ的なことをやっていく選手になるかもしれないですね。

 

ーー東海大学男子バレーボール部の特徴や持ち味とはなんですか?

(監督)皆一生懸命まじめに取り組みますね。常に学生に言ってるのはチーム一丸であること。部員が35から40人くらいいるんでそうすると試合に出れるのは7人、ベンチに入れるのも残り7人、14人であとは3倍くらいいるわけですから、試合に出る者も試合にでない者もこのチームのために頑張るというモチベーションをもって全員が主役になってやっていくというのがうちのモットーなんです。あとは目標としては良いチームで強いチームを作ろうと言っているんですよ。良いチームで弱いチームっていうのは全然問題なくありなんですよ。一生懸命頑張ったけど結果が出なかったっていうのはありです。悪いチームっていうのは、授業寝ちゃうとか、単位を取らないとか、悪いことをするとか。そういうのが集まったときっていうのはだいたい勝てませんよね。悪いチームは弱いチームなんです。でも絶対あってはいけないのは、悪いチームで強いチームというのはなしだと。やっぱり過程を大切にしないで勝てることはないし。もしなんかの弾みで相手のエースが怪我をしてしまって、もし勝ってしまったら、きっと将来的に努力をすることを否定してしまってその後の人生にとってプラスではないだろうし。だからいい加減にやってたら負けた方が良いと思うし、そういう意味で良いチームで強いチームを目指しています。それがうちのチームの根底に流れているものだと思うんです。練習を見ても明らかに手を抜いているものもいません。うちのチームってのは基本的には代によって構成メンバーが変わってきますからね。身長が高いときもあれば低いときもあるし。その代になってみないとどんなチームを作るか、レシーブ中心なのか、攻撃中心なのかっていうのはわからないので、代が変わったときにじゃあ今年はこういうチームを目指そう、中長期的にはこういう練習をしていこうというところまでは新四年生と私のほうでちゃんと話をするんです。でも日々の練習は四年生が考えています。五時から練習だったら四時半くらいにマネージャーが紙を持って「今日はこれでいきたいんですけど」って言ってくるんですよね。それを目を通して変えるときもありますけど、ほぼその通りにその練習をしていきます。変な話、私が責任逃れをするんじゃなくて、自分たちで選手を作っていけるという環境を作りたいです。学生だから失敗もしますけどね。でも失敗をしたら次なんとかしようとまた努力しないといけないし、そうやって試行錯誤をしているうちに試合があって、負けたらすごく悔しいし、勝ったらものすごく嬉しいし、それはなぜなら自分たちでやっているからなので。最終的には卒業していくんで、卒業して会社に入ったときに「課長、今日何をしたらいいですか?」っていったらアウトじゃないですか。(笑) やっぱりそれを大学4年間で勉強して、社会に出たときに自分でものを考えて行動できるような思考回路の中で運動部を続けてもらいたいという気持ちがあるんです。そんな感じで20年くらいやっています。今の選手は先輩もそうやっていましたから、自分たちの代になったらそうしなきゃいけないというのがわかっているので全く問題ないです。先輩から当然教わりますし、見て学んでいます。だから一番練習を一生懸命やっているのはここのところ毎年四年生なんですよ。古い話ですけど昔は四年生になったら「おれたち楽勝じゃん」って形で1年生、2年生をしごいといて自分たちは楽するっていうパターンがなきにしもあらずだったんです。でもここのところは練習を見に行って、一番頑張ってるのは4年生なので、下級生も頑張らざるを得ないわけですよ。

 

ーー今季の目標を教えてください。

現在の新2、3、4年はちょっとメンバーが足りないんですよ。さっきも言いましたが去年秋に2人怪我をして、8位になったんですよね。そのチームから主力がセッター含めて2人出て行ったので足りないんですよ。ですから新入生からスターティングメンバーに入る可能性が高いです。まだ新入生がきてないので何とも言えませんけど。新入生に期待しなくても現在のメンバーで戦えると、だいたいこの辺くらいまで狙えるという計算がたつんですけど、今年は少し計算がたたないです。ただ、今の学生も一生懸命やってるんで、そう易々と新入生にポジション取られてたまるかと頑張っています。ただ今年は新入生で高校時代実績を積んだ選手が入ってきてくれるんで、彼らが入ってきてすぐスタメンをとるかはわかりませんが、少なくともチーム内で競争が生まれる。そうするとやっぱりチームをレベルアップしやすくなる環境が整います。去年のチームだと、例えばA,B戦するときにはBチームに最初から何点かあげといて、ハンデゲームみたいな形にするくらい差があったんですよ。でもそれは決して良いことではなくて強いチームのときってのはどっちが勝つかわからない、せめぎ合いの中でチームが伸びていくので。それは戻さないといけないと思っています。そういう意味でも、今年の新入生で自信を持った選手が複数入ってきてくれることを楽しみにしています。

 

 

 ***

今週末開幕の春のリーグ戦では再び王者たる姿を見せてくれるだろう。

【writer】

Ko Miura

【プロフィール】


CSParkではバレーボール、バドミントン、(ソフト)テニスを担当している左利き。

好きなものは音楽とカルピスで、休日はライブに行くことが多い。

スポーツも音楽も、映画もドラマも人を感動させるものを広めていきたい。

カルピース♪



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