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CS-Column no.445
関東大学サッカー2部リーグ特集vol.3 法政大学 松本大輝&森保翔平インタビュー

カテゴリ:法政大学サッカー部


昨季、あと一歩のところで1部昇格を逃した法政大学。近年では阿部拓馬(ドイツ2部・VfRアーレン)や本田拓也(J1 鹿島アントラーズ)などの選手を排出しているものの、それ以降は2部に留まっている。そんなかつての名門を1部の舞台へ返り咲かせるために不可欠な中心選手に話を聞いた。サンフレッチェ広島ユースでU-17の日本代表選出の経験もある今年度の法政の主将・森保翔平と、今年の3月に行われたデンソーカップを戦った全日本大学選抜に2部のチームから唯一選ばれた松本大輝(4年・大津)の2人である。


ーまずは昨季を振り返ってみていかがでしたか。

松本)去年の4年生にもいい選手はたくさんいて、そこの部分でも上に上がれるとはみんな思っていたんだと思います。でもそれも今考えれば甘かったな、という感じです。

森保) 昨年は3位で、あと少しのところで昇格を残してかなり悔しかったですね。チームとして何をしたいのかがはっきりしなかったというのが一番挙げられるところだと思います。今年は攻撃面ではしっかりパスを繋いで、両サイドを広く使った厚みのあるサッカーが出来ていると思いますし、守備面では取られた後の切り替えや1人に対して挟みこむこととか、連動した守備が出来ています。


ー森保選手が主将になった経緯はどういったものなのでしょうか。

森保)監督に直接言われて、正直最初はびっくりしました。でもやるからにはしっかりやっていこうと思いましたね。特に自分がやるような予兆はなかったんですよね(笑)チームのリーダーとして練習の中で引っ張っていくのが最初は難しかったです。だけど今は自分から声を出していますし、みんなが盛り上げてくれるのでやりやすいです。

ー松本選手は2部から全日本選抜に選ばれているということで、慢心に陥ってしまうことも少なからず有るのではないかと感じるのですが。

松本)自分は2部とかだったらけっこうできると思うんですけど、1部とか全日本レベルでやるとやっぱりみんな上手い。それで自分がけっこう下の方だと感じるので、法政に帰ってきても自分のチームだとは思わないですね。逆に選抜に行くことがおごる気持ちを抑えるという感じですかね。

ー森保選手は主将ですが、松本選手という全日本にも選ばれる選手がいる中でチームをまとめるのも簡単なことではないのかと思います。

森保)大学選抜と法政ということで、モチベーションとかは難しいと思うんですよ。立場が違うので。でも2部でも大輝を盛り上げていくためには周りから声を掛けていかなければいけないと思いますし、僕らが高い意識をもっていい雰囲気を作らなければいけない。大輝はスピードが本当にすごくて、裏に一発で抜けられる力があるので頼りになりますよね。

ー松本選手は特に1部の選手とプレーする機会があるとは思いますが、感じる違いはありますか。また、刺激を受ける選手はいるのでしょうか。

松本)プレーもそうですけど、サッカーに対する思いとか意識が違いますよね。ちょっとパスがずれるだけでも出し手と受け手でしっかり話しあったりして。そういうところは法政にない部分だなとは感じます。なので選抜で学んだそういう面を法政に持ち帰りたいですね。さっきも言った通りで、自分も声を出していく感じではないんですよ。だけどこれからは自分に納得いかないパスが出たり、合わなかったりしたらしっかりと話し合っていこうと思っています。

 やっぱり、刺激を受けるのは今でも一番活躍している(赤崎)秀平ですかね。どれが長けているというわけではないんですけど、全てを持っているという感じです。個人的に一番すごいと思うのはシュートですね。精度だったり意識の高さだったり、FWとして大事なものを持っている。



ー大津出身で、関東大学リーグで活躍している選手はたくさんいますね。

松本)大津はけっこう攻撃に関しては個人に任せるというか。それぞれのイメージを大事にしています。なんというか、大津高校は高校で結果を残すよりもその後が大事という感じがある気がします。だから大学に来ても上で活躍できる選手がいるんじゃないかと思います。コーチがそういうことを口に出すわけではないんですけど、攻撃に関しては特に何をしても大丈夫というか。個を磨けますね。

ー大津高校は九州ですけど、大学サッカーを目指す選手は関東に行く傾向があるのでしょうか。

松本)試合に出ていて、サッカーを本気でやりたい選手は関東に出てきて。それ以外で声があまりかからなかったら九州や関西に行くという感じです。囲(健太郎 桃山学院大学4年)は高校時代、第3GKだったんですよね。それを見るとやっぱり大学サッカーが成長できる場という感じがしますよね。自分自身もサッカーに対する考えが変わりました。高校だったら自分でがんがん抜いていけたんですけど、大学になったら上手い下手関係なしに1人でいける部分は減ってきますよね。チーム戦術が重視されますしそこは自分の身についたところだと思います。

ー高卒でプロに行きたいという思いはあったのでしょうか。

松本)そういう話ももらいましたし、行けたといえば行けたんですけどギリギリまで粘りました。それでどっちにしようかと迷って。親とも相談して、「好きな方にしていいよ」って言われたんですよね。でもやっぱり親としても将来があるから大学を出て欲しいと思うじゃないですか。なので大学4年間でしっかり成長できればいいかなと。

ー4年を経てプロに入るとすれば、例えば森保選手だと同期でプロに進んだ大崎淳矢選手(現・徳島ヴォルティス)と4年間の差が生まれます。その点については。

森保)高卒でプロになった選手にはその時点で負けているじゃないですか。でも高卒でいきなりプロで試合に出るのも難しいことだと思っていて。淳矢も出れてなかったですし。そう考えれば大学生活でしっかり試合を経験してレベルアップをしていつか追い抜かせればと、同期の中でも話しています。”追い越す4年間”にしたいよねと。

ー2人が法政に来た経緯というのは。

森保)有名な大学ということがまずありました。自分が入るときは水沼さんが監督をやっていたので。水沼さんの下でやりたいという思いがありました。結果2部にいる年数が長くなってしまったんですけど、それが今の自分達の実力なので。

松本)正直自分は、大学はどこが強いとかをわかっていなくて。とりあえず関東でやりたいなと。それで、毎年大津から法政に行っていた人がいたし、1部に所属していたので法政でいいかなと。

ー大学サッカーのレベルはどう感じました?

森保)そもそも大学サッカーについてあまり知らくて。最初のイメージでは「すぐ出られるんじゃないか」と思ったんですけど、なんだかんだユースの人達もいて、レベルは思ったよりも高いと思いましたね。試合に出始めたのは1年の途中、後期からです。
 プロに上がって出られないんなら大学に行って試合経験を重ねたほうがいいって高校の時の監督に話されてて。やっぱり試合の経験を積むことは大事だな、と大学に入って思いました。ゴリさん(森山佳朗)は本当に、尊敬しかしないです。ピッチの中ではすごい厳しいんですけど、ピッチ外では気さくで。イジったりもできます(笑) あとは、サッカーに対する情熱がすごいですよね。自分達にも愛情を持って接してくれました。

 


ー森保選手は広島Y出身ですが、1度も優勝ができなかった代ですよね。

森保)そうです。自分達の代では決勝戦で負けたり、ベスト4で終わったりしていていました。やっぱり大学では優勝を経験したいです。最終学年で1部を迎えたいという思いはありました。チャジ(茶島雄介・東京学芸大学4年)や雄登(中山・流通経済大学4年)と一緒なんですけど、チャジは小3から一緒です。やっぱり広島に愛情はあるので、プロになるとしたら一番行きたいクラブですよね。

ー広島Yは寮生活で、得るものも多かったのでは。

森保)寮長もすごく厳しくて、理不尽なことで怒られたりもするんですよね。でもそれに耐えていく中で仲間との友情は育まれますし、仲間を大切にするという気持ちは強くなりますね。ユースとはいえほぼ部活みたいな感じでしたね、高校時代は。

ーそういう部活的な生活を送ってきた一方で、大学にきて感じたことはありますか?

森保)大学では上からどうこう言われるというのがないので、自主性が問われてくると思うんですよね。なので日々の生活からやってくることがサッカーにも出てくると感じます。生活面からもほったらかしな感じなので、自分で意識を高くもって過ごさないといけないという感覚はあります。判断する力が付きました。サッカーで言えば、上がるタイミングでリスクを賭けるか賭けないかという場面ですね。そこの局面での判断力は養われました。

ー私生活の改善がチームを変えたと監督が仰っていました。

松本)正直、朝練にして最初はきつかったんですけど、朝にトレーニングをすることによって前日の夜も早く寝ないといけないですよね。なので規則正しい生活が出来るようになりましたし、14,15時スタートの時は授業の関係もあって全員集まらなかったりしたんですよ。でも朝なら授業にも間に合うので、そういう面でも良かったと思います。

ー監督はそれぞれが自分で判断をすることに重点を置いていますが。

松本)やっぱり自分で考えて行動していかないと、プロに入ってからもやっていけないと思います。空いてる時間も有効に使おうと考えるようにもなりましたし。大石監督も自主性にまかしてくれる人だし、自分も自主性に任されたほうがいいと思っているので、ここはいい環境だと思います。



ー2人にとって、理想のプレーヤーとは。

松本)自分はずっと海外でいうとアンリが好きだったんですよ。左からのドリブルでシュートへ持っていく感じが。今は右サイドハーフなんですけど、サイドから中に仕掛けてフィニッシュを決めることを理想としています。

森保)自分はボランチなんですけど、簡単にボールを奪われないようにして、攻撃の起点になれるようなプレーをしていていきたいですし、守備ではしっかりハードワークをして真ん中でボールを奪えるようにしたいです。自分は割と守備側の人間なので。プレー的には守備でガツガツ行く感じで、ガットゥーゾみたいな選手になりたいと思ってます。


ー最後の質問です。改めて今シーズンにかける意気込みをお願いします。

松本)今年はけっこう連携面がよくなってきている感じがあります。自分が選抜で抜けることもあって、馴染むのに少し時間がかかったのは正直なところです。帰ってきた当日にはすごくギャップを感じたんですけど、でも、ここで結果を出さないと更に上に行くことも出来ないなと。今季はやっぱり来年につながることをしたいです。チームの昇格もそうですし、自分の将来に向けて何かを残すシーズンにしたいです。

森保)チームとしてはまず2部で1位になることで、これが最大の目標です。個人としては、自分は上手い選手ではないので。プレー中の気迫とか、そういう面でチームを引っ張っていければいいなと思っています。

 

[了]

 

【writer】

Reona Takenaka

【プロフィール】

平成元年生まれのロンドン世代。2011年よりCSParkのサッカーライターとして本格的に活動を始め、今年度は引き続き関東大学リーグの取材をしつつ、『EL GOLAZO』にて湘南ベルマーレの担当記者を務める。twitterでは記事とのギャップが垣間見える。

>>> Twitter: @reona32
>>> Blog: http://d.hatena.ne.jp/reona32/



カテゴリ:法政大学 サッカー部

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