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CS-Column no.1
東洋大学アイススケート部ホッケー部門 有終の美へ

カテゴリ:東洋大学アイスホッケー部


 全国学生氷上競技選手権(通称:インカレ)が北海道苫小牧市で2012年1月6日から9日までの4日間で行われる(ホッケー・スピード・フィギュアの3部門で開催)。アイスホッケーにおいては唯一の全国大会でもあり、学生アイスホッケーシーズンの締めくくりとなる。
 昨年度大学を卒業し、日本のトップリーグである『アジアリーグ』(日本・韓国・中国の7チームで構成)のチームに入団できたのはわずか8人。多くの4年生にとって第一線でのプレーはこの大会が最後になり、プレー中に涙を流す選手もいるという。


「社会人になっても、ぼくの中でホッケーは抜けないと思うんですよ。死ぬまでホッケーは抜けないと思います。ガチンコでやるのは最後なので、優勝したいというのはもちろんなのですが、4歳から始めたホッケーを悔いの無い形で終わらせたいです。」(地久間正寛 4年)

 インカレ3年ぶりの栄冠を目指す、関東大学リーグの覇者東洋大学。最後のインカレを迎える主将田中将斗(4年)、副将地久間正寛、そしてチームを支える攻守のキーマンFW春田啓和、GK小林奨(ともに3年)にインカレに懸ける思いを聞いた。



 

      




―勝負強さの秘訣―



 今秋の関東大学アイスホッケーリーグで東洋大学は2年連続8回目の優勝を果たした。6チーム2回総当たりのリーグ戦で、序盤から無敗のまま首位を独走し、1試合を残して優勝を決めた(優勝決定後の早稲田戦〈11/23〉は敗北)。



 





しかしどの試合も東洋のペースでホッケーができたわけではない。特に1巡目の中央戦〈10/1:3-2で勝利〉早稲田戦〈10/8:4-4で引き分け〉は残り10分から勝ち越した試合と、同点に追いついた試合だった。

 

勝負強さの秘訣はどこから生まれるのだろうか?


 春田「つらい夏合宿があったので『勝たなきゃ意味がない』そういう気持ちが勝負強さに繋がったと思います。」


 地久間「気持ちの面ですね。ああいうゲームになって勝つか負けるか、力の差は均衡しているので。夏合宿はつらいし、シーズン中の練習もつらいです。でもその練習をやってきた自信が、気持ちの強さに結びついています。」



他の選手たちも夏合宿を含めた練習の厳しさからくる
自信やあきらめない気持ちを勝負強さの秘訣に挙げていた。



 田中「今年は特に苦しい練習をしてきたので、それが自信になりました。厳しい状況であきらめる選手がいませんでした。
 (東洋の夏合宿が1番厳しいと聞くが?)
 夏合宿は年々厳しくなっています。1日10~20kmは走りますね。その厳しい練習をみんなで声を掛け合って、励ましあって乗り越えたので、信頼関係も築かれていきました。」



―1学年違いはタメ口―



 この厳しい練習が“日本一走るホッケー”を支え、強固なチームワークの醸成にもつながっている。
 最も多くの得点を稼ぎだした田中‐今野充彬(3年)‐春田のラインは練習以外の部分でも、食事をしつつの反省会を行うなどコミュニケーションを密にとり、決めごとの共有もしっかりできた。また東洋の伝統として1学年違いは同学年のようにタメ口で会話するという。

 田中「僕は慣れなかったですね(笑)。“友達”というわけではないんですが、意見を言い合える、そういった雰囲気のためには必要だと思います。」

 春田「とても雰囲気が良く、学年に関係なく仲が良いです。もちろん上下関係はあり、学年ごとの仕事はありますが、リンク外では普通の大学生同士として接しますし、リンクに立てば1年生でも意見は言いますし、ケンカもします。とてもメリハリがしっかりしている、ケジメのあるチームだと思います。」

 小林「上下関係はあるんですが、その中に優しさや憧れがあるので、“インカレで優勝して4年生をしっかり送り出してあげたい”という気持ちが自然と生まれますね。ここ2年間は(インカレに優勝できず)気持ちよく送り出せてあげていないので、気持ちよく送り出してあげたいです。」



田中「みんなで意見を言い合える環境が良かった」

 

―学校のバックアップ―



 昨年の春から、寮を文京区小石川から西東京市東伏見に移した。関東大学リーグの主会場であるダイドードリンコアイスアリーナに隣接していて、以前はSEIBUプリンスラビッツ(2009年廃部)が使用していた施設だ。

 田中「リンクが隣で、ウェイトルームも完備されているので、学校関係者やスタッフの方には感謝しています。1番いい環境でやらせてもらっているので、だからこそ結果を出したい気持ちが強いです。」



 

競争の激しい東洋では自主練は不可欠なものだ。
春田「うちは誰がレギュラーとかはないんで、小石川の寮にいた時もみんな必ずやっていましたが、
リンクに隣接した寮になって、時間に余裕が生まれました。」



 小林「高校時代から比べると、本当にすべてがレベルアップしたと思います。それもすべては監督に使わせてもらって、期待もしてもらっているのでそれに応えようと。あとは東伏見の寮に移ってから、ホッケー環境が凄く良くなったので、自主トレに時間を費やせるようになりました。」



―釧路まで応援に―



 施設の充実と言うハード面に加え、一般学生の応援の温かさや全国大会で活躍する陸上部(箱根駅伝2009,2010年優勝)や野球部(全日本大学野球選手権2010,2011優勝など)の活躍も心強く刺激になるという。

 地久間「ゼミの学生や一般の学生の応援をものすごく選手は強く感じています。前回のインカレでは、同じゼミの先輩たちが横断幕を作って、わざわざ釧路まで応援に来てくれました。大会翌日には僕と佐藤育也(現日本製紙クレインズ)で釧路を1日案内して、僕の実家にも泊まりました。こういった雰囲気は他の大学ではあまり聞いたことはありません。すごく温かい学校ですね。ホントに東洋に来てよかったと思います。」

 春田「野球部や陸上部の選手とも仲は良いです。野球部は授業が結構一緒だったりしますし、毎年インカレの前には箱根駅伝があるので、それを観て『俺たちも!』という気分になりますね。野球部陸上部ともに近年良い成績を残しているので、刺激し合っています。」



地元(札幌)に近い苫小牧開催も春田にとって大きなモチベーションとなっている。
「親やお世話になった先生方や友達に“これがポイント王だ” という姿を見せたいです。」

 

―より強い東洋大学へ―



 春のトーナメント(関東大学アイスホッケー選手権)が震災の影響による中止から始まった2011-12シーズンも残るはインカレのみだ。
 過去2年、東洋大学は3位と悔しい思いをしている。

 田中「最上級生として優勝したい。そして今のメンバーでインカレの優勝を経験しているのは僕ら4年生だけですので、秋のリーグとは違った味わいの経験をして、これから東洋大学がより強いチームになっていってほしいです。僕らが引っ張っていって、優勝という結果で終わりたいです。」

 地久間「前回のインカレは4年生がひっぱってくれました。今秋のリーグ戦も1~3年生に助けてもらって、いえば1~3年生に優勝をプレゼントさせてもらいました。今回は競技生活最後のシーズンで、小さい頃からホッケーをやってきた集大成のシーズンでもある、自分たちがチームを引っ張っていかなければならない、そういったプレッシャーもありますが、去年以上に勝ちたいという気持ちは強いです。」



一般企業に就職し、インカレがホッケー人生の集大成となるDF地久間




―プレー中に4年生が泣いている―



 アイスホッケーにはサッカーの天皇杯のように、カテゴリーの枠を取り払い日本一の栄冠を目指す全日本選手権が毎年2月開催される。だが、多くの4年生にとっては、このインカレが学生生活最後の大会であり、同時にホッケー人生の集大成とする選手も多い。

 春田「インカレは4年生のための大会なので、絶対に優勝したいです。4年生には3年間お世話になりました。伝統的に東洋では1学年上と1学年下ではタメ語なので友達のような関係でもあり、寂しい気持ちもあります。だから今は4年生のために練習していますね。」

 小林「何としてでも勝たせてあげたいです。また(4年生たちと一緒に)出られたらいいんですけどね(笑)。インカレって、プレー中に4年生が泣いているんです。そんな凄い大会だからこそ、絶対勝ちたいです。」



―東洋のホッケーができれば―



 “氷上の格闘技”とも言われるアイスホッケーにおいて、インカレは4日で5試合〈2回戦と準々決勝が同日〉というハードな日程だ。

 春田「そこは全然問題ないです。それだけの練習をしてきてますんで。1日2試合も苦ではないです。むしろハードな方が東洋にとって有利だと思います。」

 田中「『走る』ホッケーが東洋のホッケー。それができれば絶対に勝てる自信があるのでそこを観てほしいです。部の雰囲気はこの4年間で1番いいかと思います。」





 東洋大学がより強くなるため、お世話になった先輩後輩のため、支えてくれる人のため。厳しい練習から得た自信と強固なチームワーク、支えてくれる人への感謝の思いと共に3年ぶりの栄冠を目指す。

 地久間「優勝しても『もうちょっとこうやっとけば良かったな』という気持ちにはなりたくない。『ホッケーやってきてよかったな』『このチームでやってきてよかったな』という風に思いたいです。その中で残り少ない練習を精いっぱいやって優勝したいです。

(インカレは早く大会が来てほしいですか?)
うーん、もうちょっとホッケーやりたいですけどねーー。




写真提供:東洋大学アイススケート部ホッケー部門

【writer】

高木 遊

【プロフィール】

1988年東京都生まれ。

東洋大学社会学部卒。

○趣味:スポーツ観戦、ラーメンを食べること、お笑い観賞

○好きなスポーツ:ほぼすべて。

○好きなスポーツチーム:オリックスバファローズ、日光アイスバックス、福岡サニックスブルース・・・etc

○過去執筆原稿:

○過去制作動画:

○twitter:@you_the_ballad



カテゴリ:東洋大学 アイスホッケー部

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