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CS-Column no.601
順天堂大学蹴球部 長谷川竜也×新井一耀 クロスインタビュー

カテゴリ:順天堂大学サッカー部


昨季リーグ戦を3位で終え、9年振りのインカレ出場を果たした順天堂大学。その躍進の中心となったのは、リーグベストイレブンにも選出されたDF新井一耀(4年・清水商業)とMF長谷川竜也(4年・静岡学園)だ。185cmの長身を生かした空中戦の強さ、そして足元の技術にも長け、後方から順大を支える新井。そして、新井とは対称に164cmの小柄だが、テクニックとスピードで相手DFの常に一歩先を行くトリックスター・長谷川。2人は全日本大学選抜にも選出され、プロクラブからも注目を集める大学屈指の実力者である。今回は今季より堀池巧監督の下で新たなスタートを切った順天堂大学について、そして2人の大学サッカーにおける成長などを語ってもらった。

 



ーまずは昨季のリーグ戦について聞きたいと思います。3位で終えましたが。

新井)昨季は吉村監督で、前からプレスに行って、しっかり走って、しっかり守ってから攻撃というテーマだったので、全員が走れることと、前の選手がプレスに行くことが昨季の結果を大きく左右していました。その点で攻撃陣が頑張ってくれていて、後ろはこぼれ球をケアするだけだったので失点も少なく終われましたし、リーグ戦も3位という結果で終われました。昨季はやりたい形を自分たちで理解して、それが出来ていたのでああいう結果に繋がったのではないかと思います。
長谷川)コンセプトに対して全員がそれに向かうだけでした。うまくいっていない時は何かが出来ていないだけですし、うまくいっている時にはそれが出来ていてわかりやすかったです。チームとしてまとまって戦えたからこそ、あの結果に繋がったのかなと。

ー個人として見ても、新井選手・長谷川選手ともにリーグベストイレブンにも選出されました

新井)失点が少なかったことが最大の評価だったと思います。それは自分ひとりではなくてチームのコンセプトの中の守備がうまくいっていて、自分はこぼれ球をケアしていくだけでした。チームが最小失点だったところが(選ばれた)理由かなと思います。

長谷川)個人として充実したシーズンだったかというと、そうではなかったと思います。その中でも2年生より3年生の方が成長したなと実感はありましたし、もっとやれるという感触もありました。ベストイレブンというものが去年の成長した証。それでももっと出来るというのが率直な感想でした。


ー堀池監督に代わるといのはいつ頃に知らされたのでしょうか。

長谷川)デンソーカップの帰りのバスだったかな。

新井)そうだよね。

長谷川)宮崎キャンプの帰りだから3月ですかね。宮崎に行く前に一度スタッフに呼ばれたので何かなと思っていました。そのことについて一耀とも話しをしていました。キャンプが終わってから(新監督の)話を聞いて、マジかと(笑)


ーその話を聞いた時の心境というのは

新井)吉村先生が監督で今年はタイトルを獲りたかったという気持ちがあったので、その時はショックでした。堀池監督はサッカーゲームの解説とテレビ番組でしか見ていなかったので、正直、堀池監督のことはよく知らなくて。昔はどういう選手でどれくらい凄い人かというのはわかっていなかったです。監督になると聞いた時はびっくりしました。

長谷川)一耀と同じで、3年間吉村監督に見てもらっていたので、ショックでした。でも、それはどのチームでも監督が代わることはショッキングな出来事だと思いますし、堀池さんに代わるからというわけではなく、吉村監督が代わることはショックで受け入れ難かったですね。自分も堀池監督のことはあまり知らなかったので、次はどんなサッカーをするんだろうというのはありましたね。

ーそんな中、堀池監督が就任したわけですが、初めて会った時はどういう話をしたのでしょうか?

新井)これからどういうサッカーをしていきたいか、監督が考えているサッカーを僕ら2人に話してくれたんですけど、今までの大学3年間ではそういうサッカーをしてきていなかったので。楽しみな気持ちは自分自身、ありましたね。

ー堀池監督は具体的にどういうサッカーを目指してくと?

長谷川)後ろから組み立ててボールを大切にしていくこと。昨季は前に速く迫るサッカーだったが、今季は後ろから繋ぎたいと。ボールを大事にしてゴールまで行きたいと監督は話していました。

ーとなると、吉村監督の時と比べて練習メニューに変化はあったように思いますが。

新井)昨季は広いスペースの中で人数を少なくしてボールを使いながら走るトレーニングが多かったけれど、今季からは技術の部分が必要になってきているので、パス&コントロールだったりポゼッションだったりのトレーニングが増えました。吉村監督の時はあまり細かい指導はなかった。走れなければやっていけないというのが昨季までのサッカーだったので、相手より走ることの強化が大事だったと思います。昨季はそういう練習メニューが多かったですね。

ーそんな中迎えたリーグ開幕の相手は明治大学でしたね。

新井)全日本選抜もあって合流が遅れて、堀池監督の指導を受ける時間も少なくて。チームもそうでしたけど、自分もあまり適応できていなかった。不安な気持ちで開幕を迎えていました。でも試合を終えて、みんなまだまだやれるというのは感じたと思いますし、自分自身もこのチームだったら今季はいけると思いました。堀池監督がどういうサッカーをしたいかをチームも自分も意識して練習することで、そこからはみんなが適応できているのではないかと思います。


長谷川)うまくいく、いかないというよりもリーグが開幕したことで個人としても楽しみでしたし、昨季とやるサッカーが変わったことで、僕らは選抜で違うサッカーをやることは慣れていますけど、他の選手はいままで順大のサッカーをやり続けてきた訳で。またサッカーが変わった時に最初からうまくいく要素は少ないなと思っていた中でも、明治相手に意外とやれたことが少し自信になりました。一耀も言いましたけど、自分たちならやれるという感覚を、開幕戦で掴みました