大学スポーツ総合サイトCSpark大学スポーツ総合サイトCSPark

サッカー
野球
陸上
バスケ
ラグビー
ラクロス
アメフト
バレー

コラム一覧へ

CS-column

«« No.670 【Match Report 全日本大学サッカー選手...一覧へ

 更新

CS-Column no.671
【Match Report 全日本大学サッカー選手権 決勝 阪南大学vs関西学院大学】

カテゴリ:関西学院大学サッカー部



 チームの絶対的エースを欠いたことによる苦戦が予期された関西学院大学が、なんと4得点の大差で同じ関西のライバルである阪南大学を下し、初の栄冠を手にした。

「呉屋を、決勝戦でやらせてあげられなかったのがショックだった」成山一郎監督はこう語っていたが、この思いがチームを1つにまとめ上げ、優勝の原動力となったことは間違いない。

「ここまでこれたのも呉屋のおかげというのはあるので、呉屋のためにもがんばりたいと思う。少し不安ですけど、呉屋がいないから負けたと言われるのは嫌ですし、プライドもあるので」文字通りの死闘となった準決勝・明治大学戦を終えた後に小林成豪(4年・神戸U-18)もこう言っていた。

 加えてインカレの決勝戦という舞台は、昨年度に苦杯をなめた場所。当時の対戦相手であった流通経済大を準決勝で下しているとはいえ、「(決勝で)勝たないとリベンジもないですし、悔しさをぶつける方法もない」(成山監督)。そういった背景を含め、関西学院大学のモチベーションは最高潮に達していた。そしてその気持は序盤から発揮される。

立ち上がりこそ連続性のあるパスワークと外山凌(3年・前橋育英)の突破を中心とした阪南大の攻撃を受ける展開になるも、慌てずに対応し、ビッグチャンスは与えない。そしてこの日、呉屋の代役として1トップに入った出岡大輝(3年・G大阪Y)とトップ下に入った福冨孝也(4年・宝塚北)が積極的にパスの出処である阪南大の松下佳貴(4年・松山工業)をケアしつつ、精力的に走って攻守に顔を出した。「 相手にけっこうセカンドボールを拾われて落ち着かせられて、という場面が多くて、それで主導権を握られる場面が多かった」と松下も振り返る。そして14分、井筒からの縦パスを起点に複数人が少ないタッチでゴール前に運び、福冨のラストパスに反応した出岡が左足でネットを揺らし、関西学院が先制。


「先制点が取れたことで阪南の選手がバタバタしているのはわかったし、このまま勢いでいけるかなと思った」(福冨)とチーム内で確かな感触を掴んだ関西学院はこの後もひたすらゲームの主導権を握り、28分にはCKのこぼれ球を再び出岡が決めると、37分にはCKからファーで米原祐 (3年・作陽)が頭で合わせ3点目。さらに41分には1点目と似た形の小気味良いパスワークから、最後は福冨のスルーパスをゴール前正面で受けた出岡が冷静にGKとの1対1を沈め、前半でハットトリックを達成。これで試合は決した。

 後半は余裕を持ってゲームを進める関西学院に対して阪南大は攻めこむも、 「シュートまで持ち込んでいく形が押している割には少ない」(阪南大・須佐監督)ことが響き、かつ62分に前田央樹(3年・福岡U-18)が、67分に岡部 拓実(2年・正智深谷)がそれぞれ迎えた決定機も枠にすら飛ばず。結局阪南大は1点を返すことができず、前半に決まった4つのゴールで関西学院大が初のインカレ制覇を成し遂げた。

リーグ、関西選手権、総理大臣杯、そしてこの全日本大学サッカー選手権の全てで頂点に立ち、四冠の偉業を達成した関西学院大だが、もちろんこれが終わりではない。

「今年にやってきたことをしっかりと来年も引き継いでやれば絶対に結果は付いてくるし、絶対にそれを成し遂げたい」森俊介(3年・東山)はすぐに次なる目標へ目線を向けた。この日が、強豪・関西学院大学のスタートである。

 

 阪南大学 

POS

背番号

名前

学年

採点

寸評

交代

GK

1

大西 将 (阪南大高) 4 5.5 4失点を喫したものの、要所要所で好セーブを連発していた

 

DF

3

康 翔貴 (大阪朝鮮) 3

5

前に出ればチャンスだったが、その回数は少なかった

 

DF

4

大野 佑哉 (山梨学院大付属柏) 1

4

甲斐と共に中央を守りきれず。安々と相手に失点を許した  

DF

5

甲斐 健太郎 (立正大立淞南) 3

4

CKの競り合いでチャンスを創出も、肝心の守備では良さが出ず

 

DF

34

金 来遠 (名古屋U18) 2 5 パワフルな攻撃参加もあったが、守備での苦戦したのも事実

 

MF

14(C) 松下 佳貴 (松山工業) 4

5

攻撃のタクトをふるいきれず。らしさを出せぬ悔しい引退試合に  

MF

8 重廣 卓也 (広島皆実) 2 6 ボール奪取と攻撃参加はさすがだったが、周囲との連動に欠けた


MF

28 三田 陽介 (帝京長岡) 3

5

序盤にボールを触ってリズムを作ろうとするも、その後は消える

56''

MF

9 八久保 颯 (秀岳館) 4

4

全くと言っていいほど攻撃に顔を出さず。何もできずピッチを退く 62'
MF 11 外山 凌 (前橋育英)

3

6

サイドからの仕掛けで幾度も優位に立ち、チャンスを創出した 81'

FW

13

前田 央樹 (福岡U-18)

3

4.5 62分の決定機を枠に飛ばせないようでは…。大一番で大失態  

 

 

 

 

 

 

 

MF 16 岡部 拓実 (2年・正智深谷) 2 - 時間短く、評価なし  
MF 26 江坂 巧  (3年・神戸弘陵) 4 -

時間短く、評価なし

 
FW 19 松尾 雄斗 (2年・札幌U-18) 4 6 敵陣に多く居座るも、攻撃の過程で効果的な働きができず  

監督

 

須佐 徹太郎

 

5 守備陣が手球にとられ、前半に4失点してしまえば覆すのも難しい

 

 

 関西学院大学 

POS

背番号

名前

学年

採点

寸評

交代

GK

1

上田 智輝 (京都U-18)

1

6.5

いい意味で彼が輝く場面はほとんどなし。これが理想的な展開

 

DF

28

高尾 瑠 (名古屋U-18)

1

6

外山との対峙では苦しむも、攻撃時の位置取りと仕掛けは絶妙  

DF

15

米原 祐 (作陽) 3

7

自慢のヘディングで3点目を記録。守備でも中央をよく閉じた

 

DF

3(C)

井筒 陸也 (初芝橋本)

4

6.5

芸術的な崩しで決まった1点目は彼の左足のパスから始まった

 

DF

16

小川原 一輝 (関西学院高等部)

2

6

攻撃的な姿勢が奏功し、彼のミドルから得たCKで追加点

 

MF

7 徳永 裕大 (G大阪Y)

4

6.5

小野が自由にプレーできるのも彼が安定をもたらすから  

MF

6 小野 晃弘 (藤枝明誠)

4

6.5

前線へ飛び出す積極性と前への配給力が際立っていた


MF

11 森 俊介 (東山)

2

6

個の力が高いが、チームプレーに徹することができる

72'

MF

14 福冨 孝也 (宝塚北)

2

7

気合が違った。2アシストを記録し雪辱を果たす 90'
MF 8 小林 成豪 (神戸U-18)

4

6

ドリブルに気迫がなかったが、パスワークで存在感

 

FW

9

出岡 大輝 (G大阪Y)

3

8.5

背番号"9"の働きをこなし、チームを四冠に導いた  90'+2

 

 

 

 

 

 

 

DF 2 岡山 宗星 (C大阪U-18) 3 - 時間短く、評価なし  
MF 12 魚里 直哉 (C大阪U-18) 2 5.5 攻めに出る時間は少なかったが、前に出ればスピードが生きる  
MF 33 小野 有矢 (洛北) 3 - 時間短く、評価なし  

監督

 

成山 一郎

 

7 年々強さを増し、ついに頂点へ。"強い"関学の時代が始まる予感

 

 

MOM 関西学院大学 出岡 大輝 (3年・G大阪Y)

【writer】

Reona Takenaka

【プロフィール】

平成元年生まれのロンドン世代。2011年よりCSParkのサッカーライターとして活動を始め、今年度は引き続き関東大学リーグの取材をしつつ、『EL GOLAZO』にて川崎フロンターレの担当記者を務める。2012,2013年度は湘南ベルマーレ担当。ライター以外にも様々な業務をこなす。愛するクラブはドイツ・ブンデスリーガ1部のウェルダー・ブレーメン。

>>> Twitter: @reona32
>>> Blog:http://reonatakenaka.com/



カテゴリ:関西学院大学 サッカー部

コメント

名前:

内容:

«« No.670 【Match Report 全日本大学サッカー選手...一覧へ

合わせて読みたい「関西学院大学」「サッカー部」関連のその他のコラム

最新のコラム一覧

コラム一覧をもっと見る

関連ブログ一覧へ

イチオシのブログ

関連ニュース一覧へ

「関西学院大学」または「サッカー部」に関するニュース

関連ムービー一覧へ

イチオシのムービー

関連フォト一覧へ

「関西学院大学」または「サッカー部」に関するフォト