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「印象に残っている試合」と語る開幕の明大戦


 関東大学サッカーリーグ戦も前期6節を終え、ここまで1勝3敗2分と今ひとつ波に乗れない東洋大。今回は攻撃の核で豪快なシュートとスピードあふれる仕掛けが持ち味のFW三田尚央(国4・F東京U-18)に焦点を当てる。

 「1部で自分の長所を出して行きたい」。それを象徴するかのように開幕戦、三田は明大相手にドリブルからシュートをゴールネットに突き刺し、歴史的な勝利を挙げた。強豪がひしめく1部での厳しい戦いの最中、集大成の年に三田は何を思うのだろうか。
 三田は幼稚園からサッカーを始めた。FC東京U-18時代にはJユースカップでチームメイトである現・主将の年森(国4・F東京U-18)と共に初優勝の原動力となった。当時から力強いシュートが持ち味で、21得点を挙げ得点王を獲得。東洋大に進学してからは1年次から試合に出場し、昨季は8得点を挙げ昇格に大きく貢献した。三田は今季、高校以来となる得点王のタイトル獲得のほかに、プロの舞台に進むことを目標に掲げている。それは若狭(H23年度国卒・大分トリニータ)や野崎(H24年度国卒・ザスパクサツ群馬)らプロへと戦いの場を移したかつてのOBたちの活躍も多いに刺激になっているようだ。OBたちが試合のメンバーに入っているかはよく確認していると言う。Jリーグに戦いの場を移した、かつての先輩たちがピッチで躍動する姿に、自分もここに立ちたいと言う思いがふつふつと湧いている。
 2年次、三田は「考えて動くのが苦手」と自分のプレーについて話したことがある。あれから2年が経ち、現在はどうなのかと聞くと、「練習を通じてだんだんと周りが見えるようになってきた」と少しずつではあるが、成長の手応えを感じている。実際に三田は4節の筑波大戦では何度もDFラインの裏を突く動きを見せ、相手をかく乱し、2得点をマークした。だが現在、三田は新たな課題に直面している。「相手のフィジカルが強いと自分の長所が封じられてしまうので改善したい」とここまでの1部でのプレーを振り返る。開幕戦、他大の選手たちが観戦している目の前で鮮烈なゴールを決めたことが、逆に三田へのマークをきつくさせる要因になった。しかし、長所であるスピードとパワーを兼ね備えたドリブル、シュートにさらなるクレバーな状況判断が付けば、必ずや相手守備陣の脅威になる。上位進出、得点王、そしてその先の舞台へ。三田は走り続ける。

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厳しい戦いの中で三田はゴールを狙い続ける

TEXT=国府翔也

■三田尚央(みた・ひさお)
176㌢/65㌔
H3・5・20
出身/FC東京U-18
血液型/A型
ポジション/FW
印象に残っている試合/今年の開幕戦
好きなサッカー選手/アンリ
好きな女性のタイプ/忽那汐里

第3回は5月18日(土)に掲載します。お楽しみに!