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2012年度には全日本大学サッカー選手権大会で優勝を果たし、多くのプロサッカー選手の輩出実績も持つ大学サッカー界の名門。最前線からアグレッシブに相手にプレスをかけ、ボールを奪ってから素早く縦に展開するサッカーを武器に常にリーグ戦では上位に名を連ねる。1人1人が勝利のために、フォア・ザ・チームの意識を徹底して邁進する姿は関東大学リーグの中でも際立っている存在だ。チームスローガンは"WASEDA THE 1ST"。サッカー選手で1番である前に人間として1番であれ、という意味が込められている。
早慶戦は大学に入ってから試合に出て、その偉大さというか伝統というのを歳を重ねるごとに感じてきて。それで今回は4年目。時間が経つごとに慶応だけには負けられないという気持ちが年々強くなってきている。それに、早慶定期戦はたくさんの支援者の方が見に来てくれる中での試合なので、プライドを持って自分達は戦わなければいけないし、自分自身、結果を出して多くの方と喜びを味わいたいなと思っています。自分が2年目のときに、関東リーグで畑尾大翔くんが出られなかった中で勝利をしたんですけど、そこで大翔くんが泣いていて。そこで"早慶戦は凄いものなんだな"と感じました。言ってしまえば数あるリーグ戦の中の1つなんですけど、慶応には負けてはいけないんだなと。それは強く感じましたね。多くの人が見に来てくれるだろうし、その中で自分のスピードやドリブルの部分で違いを出せれば歓声も湧くかと思います。そこに注目してもらいたいです。
近年まで貫いてきたショートパス主体でゲームを進めるサッカーから一転、まずは失点を0に抑えることに重きを置き、奪った1点を是認で守り切るというチームへ変貌を遂げた。このスタイルが見事にハマり、昨季の最終節まで2部降格の可能性を残していたチームとは思えない奮闘っぷりを見せている。その好調の要因はチームの一体感だ。ピッチに立つ選手、ベンチのスタッフ、スタンドの応援団が勝利のために個々がやれることを全うする姿は見るものの心を動かしてくれる。前期リーグでの早慶戦は0-2の完敗を喫しているだけでに、今回の定期戦にかける思いは強い。
去年の早慶戦ではチームとして、リーグで結果が出ていなくて、戦術もメンバーも定まっていなかった。逆に早稲田はやるべきことを徹底していて、それを1試合1試合積み重ねてきていて、その過程の中の1試合。僕たちは全く別の1試合という形で臨んでいた。そうなれば早稲田のほうが強い。やっていて勝てる気は正直、全くしませんでした。雰囲気は本当に凄かったですね。慶応のサッカー部の中で個人個人が目標を持っているんですけど、あの定期戦に出るというのが目標の人もいっぱいいる。それくらい凄いものです。ああいうピッチは、それだけ尽力してくれる人が多くいるから出来るもの。その中でできる1試合なので、楽しみたいし、精一杯自分が持っている力を出したい。もちろん、去年だけですけど、入学してまだ慶応は勝っていない。"早稲田に勝った"というその瞬間を味わいたいです。なので、そのために僕は、走ります!

正式名称:第65回早慶サッカー定期戦
開催日時:2014年7月2日(水) 午後7時キックオフ
会場:等々力陸上競技場
公式サイト:http://wk-soccer.com/